プリーツスカート
<プリーツ加工とは>
熱または熱と薬品で織り目をつける加工の事です。
ポリエステルは繊維自体の熱可塑性を利用して加工されます。
毛は毛髪にパーマをかける原理を応用した方法で加工されます。
綿や麻は樹脂などを使用して形状記憶加工を利用し加工されます。
<プリーツの種類>
プリーツには大きく分けて次の3種類があります。(図1~3)
その組み合わせでいろいろなプリーツが作られています。
(1)片返しヒダ
片方に返したヒダの事で車ヒダ・追いかけヒダとも言われます。
(2)箱ヒダ
折り目が突き合わせになった箱のようなヒダです。
(3)アコーディオン
ヒダ山が立っていて、楽器のアコーディオンの蛇腹に似ています。
これらを基本にして様々なプリーツが作られます。カマボコ・シェル・クリスタル・消し・ランダムなどがあります。
着用時には?
- ・整えられるヒダは整えて座りましょう。
- ・毛や綿・麻は雨に濡れる等の湿潤状態で長時間座っていると、湿気と圧力でヒダの形状が変化する(凹凸感が減少する)事があるので注意しましょう。
お洗濯のしかた
- ・表示通りに取り扱いをして下さい。
- ・水洗い禁止のものを水洗いすると、プリーツが取れてしまうことがあります。
日頃のお手入れ
- ・ヒダが甘くなった場合は、ヒダを整えてアイロン等で加圧してプリーツを付けます。
- ・アイロンを掛ける際には、必ず絵表示や注意表示を確認しましょう。また、アタリが出ないように注意しましょう。
- ・雨に濡れた時は、ヒダを整えてハンガーに吊るし自然乾燥しましょう。
保管のしかた
- ・タテ方向のプリーツの場合は、ハンガーに吊るした状態で保管するのが望ましいです。
- ・ブラウス等で肩部分等にプリーツ加工がある場合は、ハンガーに長時間吊るしていると肩~袖等で徐々にヒダが甘くなってくる事がありますので、シワにならないようにふわっと畳んで保管しましょう。
ひとくちメモ
- ・最近では数種類のプリーツを組み合わせたり、折目が鋭角でないソフトプリーツ加工を行った製品もあります。