牛革
日本で一番多く使用され、製品の用途も幅広いです。原皮の殆どが海外からの輸入に頼っていると言われています。
牛革は産地、年齢、性別で品質の差が大きいです。一般的には次のように分けられています。
- カ-フ:生後6ヶ月以内の子牛の革
- キップ:生後6ヶ月から2年までの中牛の革
- カウ:生後2年以上のメスの成牛の革
- ステア:生後3~6ヶ月以内に去勢したオスで、生後2年以上の革
- ブル:生後3年以上のオスの成牛の革
メリット
- ・皮革が持っている柔軟性と伸縮性により、身体になじんできます。
- ・組織は緻密で、風を通しにくく、保温性が高いです。
- ・面積が大きいので大きなパーツが取れます。
デメリット
- ・水にぬれると硬くなったり、シミになったりします。
- ・ドライヤ-やスト-ブで乾燥すると硬くなります。
- ・濃色製品は、着用中の摩擦作用などで色落ち、色移りし易いです。
- ・汚れやシミが組織の中まで入り易く、除去しにくいです。
- ・カビが生えや易いです。
- ・光によって変色し易いです。
- ・繊維製品に比べクリーニング代が高価です。
まめ知識
- ・通常のクリ-ニングでは損傷を受けます。
毛皮・皮革専門のクリ-ニング店に出しましょう。